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自由連想における他者の存在

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1人自由連想 他者の不在
普通の精神分析的な寝椅子を用いた自由連想では、クライエントの語りに耳を傾ける他者(分析家)が存在する。他者はクライエントの語りから、単なる情報を受け取るだけでなく、声のトーンや、雰囲気にも敏感に何かを受け取り、それ言葉にしてクライエントに伝えることがある。このようなクライエントの思考に対して、文字情報以上の情報を受け取り、クライエントの思考の文法構造を感じ取ろうとする他者が存在する。しかし1人自由連想にはそういった他者は居ない。どのように他者を構築するかが1人自由連想の最大の困難であるし、未だ解決出来ていない。また精神分析家は特別な訓練を積んだ他者である。それに代わる他者をそう簡単には用意出来ない。苦し紛れで僕が導入したのはwordの録音機能だった。録音状態と何も無い状態で連想するのでは全く感覚が違う。やはり録音をすると誰かに聴かれている・聴いてもらっている感覚が生起する。
ちなみに1人自由連想を試した人に尋ねたいことがある。あなたは誰に向かって話していただろうか?そのあなたの喋り方は、誰と喋る時のものなのだろうか?僕の経験では最初の頃は「はーあ、やるか〜とりあえず最近めんどくさいことがあって、、、」など、独り言感が強かった。しかし「こういうことがあって、これとこれがあの時の体験と似てるような気がするんですよね〜、、、うーん、、でもどうなんですかねぇ」というようなことが語られたとき、「どうなんですかねぇ」は明らかに誰かの反応を期待するような声のトーンであった。そして敬語になっていた。それに自由連想中に気づいて、更に連想したのは多大な影響を受けた大学の先生であった。私は自分の人生の大事な選択(臨床系の大学院に進むこと、古着屋をすることなど)は必ずその先生に相談していた事に気づいた。そして父親に相談することがほとんどないことをふと連想した。その先生のような生き方に憧れをもっていたことに気づいた。

このように、録音機会に聴かれているという曖昧な状況は色んな他者を投影しやすい。トーンや雰囲気は記録に残らないが,微妙な言葉遣いは記録されることもある。まだまだwordの機能のせいで誤字だらけの記録ができあがるがそれでも重要なことに「気づく」くらいのパワーはもっているようにおもった。

1人で自由連想するときは、それなり色んな工夫が必要で、心理療法的精神分析のような受動的な態度では、あまりに自由連想の効果を狭めてしまう。あなたは誰に向かって連想しているのか、あなたのこだわりはどのようなものなのか、あなたは恋人に誰を(父親、母親?)投影しているのか、などなど。様々な問いを自分に投げかけてみて欲しい。問うことは問題そのものを変化させる力を持っている。問い方によって問題は違って見えるし,実際に変わってしまうのだ。

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